国土交通省主催「バス事業のあり方検討会」および昨年発生した関越道事故の結果、本年7月末、すべての高速ツアーバスが乗合事業許可を取得し高速乗合バスとして運行を開始しました。それに先立ち、高速乗合バスの制度に「幅運賃」「貸切バス型管理受委託」が加えられ、より柔軟な営業が可能となっています。しかしながら、高速乗合バス事業における具体的な戦略、施策についての情報は不足し、各事業者とも手探りの状態です。
昨年度は150人を超すご参加をいただき、今年で3年目を迎える本フォーラムですが、今年は「移行組」の代表格であるWILLER社より同社の戦略を発表いただく一方、レベニューマネジメントなど各分野の専門家にご登壇いただき、高速乗合バス事業の高度化にお役立ていただきます。また翌日には、最新のバス安全技術を体感いただく見学会も開催します。
バス事業者、車両・関連機器メーカーやシステム会社などの経営者、ご担当者のご参加をお待ちしています。
※原則として「既存事業者」向けの内容ですが、高速ツアーバスからの「移行事業者」や貸切バス事業者のご参加も歓迎します。
村瀬茂高氏(WILLER ALLIANCE株式会社) |
高速ツアーバス業界のリーディング企業として急成長を実現してきたWILLERグループ。2011年には高速乗合バス事業に参入し、本年8月からは全便を乗合化。一方で既存の乗合バス事業者や航空、フェリーなどとの提携にも積極的です。同社はいったい何を目指しているのか。今後の戦略と、その戦略を実現するための組織のあり方などについて、同社の村瀬社長ご自身よりご紹介いただきます。
株式会社三菱総合研究所 |
「新高速乗合バス」制度によって高速バスでも本格的なレベニューマネジメント(RM)が可能になりました。本年は、航空会社や鉄道会社にRMシステムの導入実績を持つ同社の「先進ソリューションセンターRMソリューションチーム」から研究員を講師としてお迎えし、RMの概略から最新の手法までわかりやすく解説していただきます。
全但バス株式会社 |
本年の「乗合バス事業者事例紹介」は、高速バスの話題から離れ、地方部において地元の自治体と共同で行なっているバス路線維持への取組をご紹介いただきます。路線維持にも「攻めの姿勢」が求められていることを実感できる事例紹介です。
東京海上日動リスクコンサルティング株式会社 |
バス事業者をめぐるリスクは多様です。大事故など万一の危機においてどのような対応が求められるか。危機に臨む基本スタンスから情報開示の手法、緊急記者会見の段取りやその際の留意事項などについて、豊富なコンサルティング経験を持つ同社から講師をお迎えし、具体的な事例に基づきご説明いただきます。
成定竜一(当社代表) |
各講師によるご講義を補足し、特に「WILLER社以外の『移行組』事業者の戦略と今後の業界展望」と「高速乗合バスに即したレベニューマネジメント手法とIT活用」を中心に解説します。
フォーラム翌日、東京都羽村市にある日野自動車の「お客様テクニカルセンター」に皆様をご案内し、バス車両の最新の安全技術(衝突被害軽減ブレーキなど)を実車で体験いただきます。「乗客がバスを選んで乗る時代」においては、「安全」についても「具体的に語る」ことが求められます。ふだん車両購入にかかわらない営業系の方にも安全技術を知っていただきたいという同社の熱意から生まれた見学会です。
【日時】11月12日(火)①8:30~12:30 ②13:00~17:00(いずれも新宿での集合、解散予定時刻)
【集合・解散】新宿(集合後、バスで羽村市まで送迎いたします)
【参加費】無料 【定員】各回40人(予約制先着順)
※講師、演題は都合により変更となる場合がございます。
2013年11月11日(月)13:00(12:45受付開始)~19:30(懇親会含む) |
東京・新宿エルタワー「サンスカイルーム」 東京都新宿区西新宿1丁目6番1号 新宿エルタワー30階 (新宿駅から地下道直結)→詳細は「サンスカイルーム」ウェブサイトへ |
お一人様15,000円(消費税込。懇親会費含む)   一法人から複数ご参加の場合、お二人目から一人当たり12,000円 三人目から9,000円  当社契約先のバス事業者様の場合、お一人目から一人当たり12,000円 二人目から9,000円 |